2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 中国版「親父の背中」『胡同のひまわり』

来月10年ぶりに北京に行くので予習(?)をかねて。文革が終わった1976年から1999年までの、現代中国にとって変化の大きかった時代を、一組の父息子を軸に、手際よく切り取った映画、という印象。文革で下放され、農場で強制労働に従事し、そのときに画家の…

 「そして、私たちは愛に帰る」

ドイツ、トルコ合作映画 http://www.bitters.co.jp/ainikaeru/index.html邦題がちょっと微妙ですが、とても良い映画でした! 最近アタマがボーっとしているので、小難しい映画だと寝てしまうかと心配だったのですが、細部まで細かく設定されていて、それでい…

 奇跡のシンフォニー

チョコレート工場のチャーリー役、フレディ・ハイモア君かわいい!の一言。 いろいろな生活音がすべて音楽に聞こえるという天才少年の思いを、音楽で表しているシーンはなかなかよかった。でもストーリーは、ツッコミ処満載・・・。ジョナサン・リース・マイ…

 ペルセポリス

マルジャン・サトラピの同名マンガの映画化。映画もサトラピ自身が監督している。 マンガとはエピソードも、その構成のされ方も異なっていて、時系列的にもわかりやすい。 日本人である私たちにとっては、イランの現代史を知ることができるだろう。 (1969年…

 『最後の授業』

コンピュータサイエンスの研究者が、大学から依頼された「最後の授業」とする企画講義を行うが、実は彼は末期ガンで、余命の宣告を受けたばかりだった。そんななか、彼が行った「子どもの頃の夢を本当に実現するには」は、大変な評判を呼び、ウェブサイトな…

 リンダ・リンダ・リンダ

ずいぶん前にレコーダーに録画しておいたものを、休日だったので深夜に見てしまった。 バンドをする女子高校生、というと、(音楽のジャンルは違うけど)スウィング・ガールズが思い浮かぶが、私は、この「リンダ・リンダ・リンダ」の方が好み。 スウィング…

 『僕と1ルピーの神様』と「スラムドッグ・ミリオネア」

春に日本でも公開される、「スラムドッグ・ミリオネア」の原作を読みました(邦訳)。 映画を楽しみにしていたので、どうしようかなぁと思っていたのですが、ちょうど図書館に行ったら、返却済みの棚に載っていたので。 著者の本職はインドの外交官らしい。…

 『レボリューショナリー・ロード』

サム・メンデス監督、ケイト・ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオ主演の現在公開中映画の原作。図書館においてあったので、かり出して読んだが、文庫本も出ているもよう。私が借りたほうの邦題は「家族の終わりに」。新しい文庫本は映画邦題に合わせ…